チラシ印刷の料金相場は?適正価格の見極め方、費用を抑える方法を紹介
- ビヨンド注文コラム編集部

- 2 日前
- 読了時間: 19分
チラシ印刷を初めて依頼する際、「この見積もり金額は妥当なのだろうか」と不安に感じる方は少なくありません。
印刷会社ごとに料金体系が異なるため、相場を知らないまま発注すると、予算オーバーになったり、逆に品質面で後悔したりする可能性があります。
本記事では、チラシ印刷の料金相場を部数別・サイズ別に紹介するとともに、適正価格の見極め方や、コストを抑えるための具体的な方法を解説していきます。
チラシ印刷の料金相場と適正価格の見極め方
チラシ印刷の料金は、部数・サイズ・印刷方式・カラー設定など、さまざまな要素で変動します。
ここでは、それぞれの観点から料金相場を整理し、適正価格を判断するポイントをお伝えします。
部数別の料金相場一覧
チラシ印刷の料金は、発注部数で大きく変わります。部数が増えるほど1枚あたりの単価は下がる傾向にあり、大量発注すればするほどコストパフォーマンスが向上します。
以下は、A4サイズ・カラー片面印刷・コート紙90kg程度を想定した、部数別の料金相場の目安です。
部数 | 総額の目安 | 1枚あたりの単価 |
100部 | 5,000円〜8,000円 | 50円〜80円 |
500部 | 8,000円〜15,000円 | 16円〜30円 |
1,000部 | 10,000円〜20,000円 | 10円〜20円 |
3,000部 | 18,000円〜40,000円 | 6円〜13円 |
5,000部 | 25,000円〜55,000円 | 5円〜11円 |
10,000部 | 40,000円〜90,000円 | 4円〜9円 |
少部数の発注では初期費用の影響が大きいため、単価が高くなるように。一方、1,000部を超えると単価が急激に下がり、費用対効果が向上する傾向があります。
サイズ別の価格帯比較
チラシのサイズによっても、当然ながら料金は異なります。一般的に使用されるサイズごとの価格帯を比較してみましょう。
ここでは、1,000部・カラー片面印刷・標準的な用紙を想定しています。
サイズ | 寸法(mm) | 料金の目安 |
A5 | 148×210 | 7,000円〜15,000円 |
B5 | 182×257 | 8,000円〜17,000円 |
A4 | 210×297 | 10,000円〜20,000円 |
B4 | 257×364 | 15,000円〜30,000円 |
A3 | 297×420 | 18,000円〜35,000円 |
用紙サイズが大きくなるほど、使用する紙の面積が増えるため料金も上昇します。ただし、必ずしもサイズに比例して料金が上がるわけではありません。
印刷会社ごとに、特定のサイズで効率的な生産体制を組んでいる場合があり、そのサイズでは割安になることもあります。
印刷方式による料金の違い
チラシ印刷には、大きく分けて「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」の2つの方式があり、それぞれ料金体系が異なります。
目安として、500部未満ならオンデマンド印刷、500部以上ならオフセット印刷を検討するとよいでしょう。
オフセット印刷は、版を作成して大量印刷する方式です。初期費用として製版代がかかるため、少部数では割高になりますが、部数が増えるほど1枚あたりの単価が下がります。
一般的に、500部以上の発注で費用対効果が高くなる印刷方式です。高品質な仕上がりが期待でき、色の再現性も優れています。
オンデマンド印刷は、版を作らずにデジタルデータから直接印刷する方式です。初期費用が抑えられるため、少部数でも単価が比較的安定しています。
100部以下の小ロット印刷や、急ぎの案件に適した印刷方式といえるでしょう。ただし、大量印刷ではオフセット印刷よりも割高になることが多いです。
カラー・白黒の料金差と選択基準
カラー印刷と白黒印刷では、料金に大きな差が生まれます。一般的に、カラー印刷は白黒印刷の1.5倍〜3倍程度の料金になることが多いです。
たとえば、A4サイズ1,000部の場合、白黒印刷なら5,000円〜10,000円程度ですが、カラー印刷では10,000円〜20,000円程度かかります。
選択基準としては、以下のポイントを考慮しましょう。
承知しました。カラー・白黒の選択基準も表形式に修正します。
カラー・白黒の料金差と選択基準
カラー印刷と白黒印刷では、料金に大きな差が生まれます。一般的に、カラー印刷は白黒印刷の1.5倍〜3倍程度の料金になることが多いです。
たとえば、A4サイズ1,000部の場合、白黒印刷なら5,000円〜10,000円程度ですが、カラー印刷では10,000円〜20,000円程度かかります。
選択基準としては、以下のポイントを考慮しましょう。
印刷方式 | 適している状況 |
カラー印刷 | ・商品の魅力を視覚的に伝えたいとき・ブランドイメージを重視したいとき・飲食店や小売店など写真で訴求力を高めたいとき・ターゲット層が視覚情報を重視する若年層のとき |
白黒印刷 | ・文字情報が中心で内容を伝えることが目的のとき・セミナーや説明会の案内など情報提供が主目的のとき・予算を最大限抑えたいとき・配布部数が非常に多くコストパフォーマンスを優先したいとき |
必ずしもカラーが良いとは限りません。目的や予算に応じて、適切な印刷方式を選択することが重要です。
【発注前の基礎知識】料金が変わる4つの要因
チラシ印刷に限らず、見積もりというものは「なぜその金額になるのか分からない」と感じやすいもの。
実は、料金を左右する要因は明確に決まっており、それを理解しておくことで適正価格の判断や、コスト削減の工夫ができるようになります。
ここでは、料金に影響を与える4つの主要な要因を解説します。
部数が増えるほど単価は下がる。損益分岐点は1,000部前後
チラシ印刷では、発注部数が増えるほど1枚あたりの単価が下がる仕組みになっています。これは「スケールメリット」と呼ばれる現象で、印刷業界では特に顕著に表れます。
その理由は、印刷の初期費用にあります。オフセット印刷の場合、版の作成やインクの調整、機械のセットアップなど、部数に関係なく発生する固定費があります。
この固定費が、発注部数が増えるほど1枚あたりに分散されるため、単価が下がるのです。
具体的な単価の変化を見てみましょう。A4カラー印刷の場合、100部だと1枚50円程度ですが、500部では20円程度、1,000部では10円程度まで下がります。
さらに5,000部になると6円程度、10,000部では4円程度まで低下します。
注目すべきは、1,000部前後が分岐点になることが多い点です。
500部から1,000部に増やすと単価が大きく下がる一方、1,000部から2,000部に増やしても単価の下がり幅は緩やかになります。
したがって、配布計画を立てる際は「本当に必要な部数」を見極めることが重要です。単価が安いからといって過剰に発注すると、結果的に総額が膨らんでしまいます。
用紙の厚さと光沢で料金は変動する
チラシ印刷で使用する用紙は、厚さや質感で料金が大きく変わります。用紙選びは、仕上がりの印象やコストに直結する重要な要素です。
用紙の厚さによる違い
用紙の厚さは「kg」という単位で表されます。これは、用紙1,000枚あたりの重さを示したものです。
コート紙53kgは新聞の折込チラシに近い薄さで、大量配布向きです。コート紙73kgは一般的なチラシの標準的な厚さ。
コート紙90kgはしっかりとした厚みで高級感があります。コート紙110kg〜135kgになるとかなり厚手で、耐久性が高くなります。
薄い用紙ほど料金は安く、厚い用紙ほど高くなります。たとえば、A4サイズ1,000部の場合、コート紙73kgと90kgでは1,000円〜3,000円程度の差が生じることもあります。
用紙の種類による違い
用紙の表面処理でも料金は変わります。
コート紙は表面にツヤがあり、写真やカラーの発色が鮮やか。最も一般的です。
マットコート紙はツヤを抑えた質感で、落ち着いた印象。コート紙より若干高めとなります。上質紙はツヤがなく、文字が読みやすい。筆記性に優れます。
写真を多用するチラシならコート紙、文字中心で落ち着いた印象を出したいならマットコート紙や上質紙が適しています。
用途に合わせた用紙選択が、コストと品質のバランスを取る鍵になります。
納期を延ばすと料金を削減できる
印刷会社の料金体系では、納期が短いほど料金が高くなる傾向があります。
これは、急ぎの案件では通常の生産スケジュールを調整したり、他の案件より優先して作業を進めたりする必要があるためです。
当日〜翌日出荷では通常料金の1.5倍〜2倍程度の割増料金、3日出荷では通常料金の1.2倍〜1.5倍程度、5日出荷は通常料金となります。
7日〜10日出荷では通常料金の0.8倍〜0.9倍程度、2週間以上では通常料金の0.7倍〜0.8倍程度まで下がります。
たとえば、A4カラー1,000部の通常料金が15,000円の場合、翌日出荷だと22,500円〜30,000円になる一方、2週間納期にすれば10,500円〜12,000円程度に抑えられます。
コストを抑えたい場合は、できるだけ早めに発注計画を立て、余裕を持った納期設定をすることが効果的です。
特にキャンペーンやイベントのチラシなら、配布開始日から逆算して、最低でも1週間以上前には発注するよう心がけましょう。
折り加工やPP加工だとコストが増える
チラシに特殊な加工を施すと、その分だけ料金が上乗せされます。代表的な加工とそれぞれの料金への影響を見ていきましょう。
加工の種類 | 説明 | 追加コスト(1,000部あたり) | 適した用途 |
折り加工 | チラシを折った状態で納品する加工。二つ折り、三つ折り、巻き三つ折りなど、さまざまな折り方がある | 2,000円〜5,000円 | コンパクトに情報を収めたいとき。ポスティングや手渡しをしやすくしたいとき |
PP加工 | 印刷物の表面に薄いフィルムを貼る加工。光沢のある「グロスPP」と、ツヤを抑えた「マットPP」がある | 5,000円〜10,000円 | 長期間掲示するポスターや、何度も手に取られる可能性があるチラシ |
ミシン目加工 | クーポン部分を切り取りやすくする加工 | 数千円〜 | クーポン付きチラシ、切り取り式の申込書付きチラシ |
箔押し加工 | 金色や銀色の箔で高級感を演出する加工 | 数千円〜数万円 | 高級感を出したいとき、特別感を演出したいとき |
型抜き加工 | 特殊な形状に切り抜く加工 | 数千円〜数万円 | オリジナリティを出したいとき、目を引くデザインにしたいとき |
加工を検討する際は、本当に必要かどうか、費用対効果を十分に検討することが大切です。
一般的な配布用チラシであれば、特殊加工なしでも十分に効果を発揮できるケースが多いです。
自分に合った印刷会社の選び方3つ
チラシ印刷を依頼できる会社は数多く存在し、それぞれに特徴があります。料金体系やサービス内容も異なるため、自分のニーズに合った印刷会社を選ぶことが重要です。
ここでは、印刷会社を選ぶ際の3つの判断基準を紹介します。
予算に合うかどうか
納期に間に合うかどうか
発注したい部数でコスパが良いか
それぞれ詳しく見ていきます。
予算に合うかどうか選ぶ
まず最初に確認すべきは、予算内で発注できるかどうか。印刷会社ごとに料金体系は大きく異なり、同じ仕様でも数千円から数万円の差が生じることもあります。
まずネット印刷会社は、価格の安さが最大の魅力です。店舗を持たず、オンラインで注文を受け付けることで人件費や固定費を抑え、低価格を実現しています。
特に大量印刷では、1枚あたりの単価が非常に安くなる傾向があります。A4カラー1,000部なら10,000円〜15,000円程度で発注できることも珍しくありません。
一方地域密着型の印刷会社は、ネット印刷よりも料金は高めですが、対面での相談やデザインの提案など、きめ細かなサポートを受けられる利点があります。
初めてチラシを作る方や、デザインに不安がある方には心強い存在です。料金は割高になる分、手厚いサポートが期待できます。
予算に余裕がある場合や、品質やサポートを重視したい場合は地域密着型、とにかくコストを抑えたい場合はネット印刷会社を選ぶとよいでしょう。
納期に間に合うかどうかで選ぶ
チラシの配布日や使用開始日が決まっている場合、納期は最優先で確認すべき項目。
印刷会社ごとに対応できる納期が異なるため、スケジュールに合わせた選択が必要になります。
イベントやキャンペーンが急に決まった場合、当日出荷や翌日出荷に対応できる印刷会社を選ぶ必要があります。
多くのネット印刷会社では、追加料金を支払えば最短当日出荷のサービスを提供しています。ただし、短納期オプションを利用すると料金が1.5倍〜2倍になることもあるため、予算との兼ね合いを考慮しましょう。
一方、一般的な印刷会社の標準納期は、入稿から5日〜7日程度。この納期であれば、通常料金で発注できます。余裕を持ったスケジュールを組める場合は、標準納期で発注することでコストを抑えられます。
特にキャンペーンチラシなど、配布日が事前に決まっている場合は、早めの発注を心がけましょう。
なお一部の印刷会社では、10日以上の長納期を選択すると割引料金が適用されることがあります。
急ぎでない場合は、こうした長納期プランを活用することで、さらにコストを削減できます。
発注したい部数でコスパが良いかで選ぶ
印刷会社ごとに、得意とする部数帯が異なります。少部数に強い会社もあれば、大量印刷でコストパフォーマンスを発揮する会社もあります。
自分が発注したい部数で、最もコスパの良い会社を選ぶことが賢明です。
少部数(100部〜500部)の印刷では、オンデマンド印刷を得意とする会社がコスパに優れています。版を作らないため初期費用が抑えられ、100部でも単価が比較的安定しています。
小規模店舗のチラシや、テストマーケティング用の少量印刷なら、オンデマンド印刷対応の会社を選びましょう。
一方、中部数(1,000部〜3,000部)は、多くの印刷会社が競争している領域。
オフセット印刷に切り替わる境界線でもあり、各社の料金を比較することで、最もお得な会社を見つけやすい部数帯といえます。複数社から見積もりを取り、単価だけでなく総額も含めて比較検討することをおすすめします。
5,000部以上の大量印刷では、オフセット印刷に特化した会社や、自社工場を持つ印刷会社が有利です。スケールメリットを最大限に活かせるため、1枚あたりの単価が大幅に下がります。
新聞折込チラシやポスティング用など、広範囲に配布する場合は、大部数に強い印刷会社を選ぶことで、大きなコスト削減が期待できます。
チラシ印刷のコストが気になるならやっておきたいこと
チラシ印刷の費用を抑えたいと考えている方は多いでしょう。実は、ちょっとした工夫や事前準備で、品質を落とさずにコストを削減することが可能です。
ここでは、印刷コストを抑えるための具体的な方法を4つ紹介します。
納期を最大限長く設定する
仕様にこだわりすぎない
デザインを内製化・テンプレート化する
効率化によるコスト削減も忘れずに
それぞれ詳しく解説します。
納期を最大限長く設定する
先ほども触れましたが、納期設定はコスト削減の最も効果的な手段の一つです。急ぎでない限り、できるだけ長い納期を設定することで、大幅な費用削減ができるようになります。
A4カラー1,000部の場合、翌日出荷だと25,000円程度かかるところ、2週間納期にすれば12,000円程度まで抑えられるケースもあります。
つまり、納期を調整するだけで約半額になることもあるのです。
コストを抑えるためには、配布予定日から逆算して早めに発注することが重要です。以下のようなスケジュールを意識しましょう。
イベント告知チラシなら、開催日の3週間前には発注。キャンペーンチラシなら、開始日の2週間前には発注。定期配布するチラシなら、配布日の10日前には発注しましょう。
特に繁忙期(年末年始、年度末、ゴールデンウィーク前など)は、印刷会社が混み合うため、さらに余裕を持った発注が必要です。
仕様(サイズ・紙質)にこだわりすぎない
チラシの仕様を必要以上に高品質にすると、それだけコストも上がります。目的に応じて適切な仕様を選ぶことで、無駄なコストを削減できます。
特別な理由がない限り、標準的なサイズ(A4、A5、B5など)を選びましょう。
また、「目立つから大きいサイズにしたい」という理由だけで大判サイズを選ぶのは避けましょう。サイズが大きくなると印刷費だけでなく、配送費や保管コストも増えてしまいます。
用紙は「コート紙73kg」または「90kg」が標準的で、コストパフォーマンスに優れています。特別な理由がない限り、この2つから選べば問題ありません。
高級感を出したいからといって135kgの厚紙を選んだり、マットコート紙を選んだりすると、それだけで数千円から1万円以上のコスト増になることもあります。
ポスティングや街頭配布で大量に配るチラシなら、薄めのコート紙53kgや73kgで十分です。
逆に、店頭に長期間置いておくチラシや、何度も手に取られる可能性があるものは、90kg以上の厚めの用紙を選ぶとよいでしょう。
デザインを内製化・テンプレート化する
チラシ制作で意外と見落とされがちなのが、デザイン費用です。印刷費だけでなく、デザイン費も含めた総コストで考えることが重要です。
外部のデザイナーに依頼すると、A4チラシ1枚で20,000円〜50,000円程度の費用がかかります。これに印刷費を加えると、かなりの金額になってしまいます。
社内にデザインができる人材がいれば、積極的に内製化を検討しましょう。
最近では、CanvaやAdobe Expressなど、デザイン初心者でも使いやすいツールが増えています。これらを活用すれば、デザイン費用をゼロに抑えられます。
定期的にチラシを作成する場合は、一度しっかりとしたデザインを作り、それをテンプレート化することをおすすめします。
基本レイアウトやカラーリング、フォントなどを統一したテンプレートを用意しておけば、次回以降は写真やテキストを差し替えるだけで新しいチラシが完成します。
これで、デザイン時間とコストの両方を大幅に削減できるようになるでしょう。
効率化によるコスト削減も忘れずに
チラシ印刷のコストだけでなく、配布や管理に関わる業務全体の効率化も重要です。人件費や時間コストを削減することで、トータルでの費用対効果を高められます。
配布エリアや配布計画を事前にしっかり立て、無駄なく効率的に配布できる体制を整えましょう。
加えて、社内の業務を効率化することで人件費を抑え、結果的にコスト削減することも忘れずに行っておきましょう。
たとえば、DM発送や販促活動などどの業務にどれだけの時間を使っているか把握するなら「ビヨンド日報くん」のようなサービスが便利。

他にも、飲食店であれば「ビヨンド注文」といったモバイルオーダーサービスも業務効率化・顧客満足度向上に大きな効果が見込めます。

初めてのチラシ印刷で押さえるべき7つの手順
初めてチラシ印刷を依頼する際、どのような流れで進めればよいのか分からず不安に感じる方も多いでしょう。
ここでは、発注から納品までの基本的な流れを7つのステップに分けて解説します。この手順に従えば、スムーズにチラシ印刷を完了できます。
チラシ印刷の基本的な流れは以下の通りです。
配布計画を立てる
仕様を決定する
複数社から見積もりを取る
見積もり内容を精査する
入稿データを準備する
校正で仕上がりを確認する
納品・検品を行う
それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
1. 配布計画を立てる
チラシ印刷を始める前に、まず配布計画をしっかり立てることが重要です。
どのエリアに、誰に向けて配布するのかを明確にし、商圏範囲を地図で確認して配布対象の世帯数や人数を把握しましょう。
配布方法には新聞折込、ポスティング、店頭配布、イベント配布、DM発送などがあり、方法によって適切なサイズや紙質が変わるため、この段階で決めておくことが大切です。
必要部数は配布対象数に加えて予備として10%〜20%程度多めに印刷しておくと安心ですが、過剰在庫にならないよう注意しましょう。
2. 仕様を決定する
配布計画が固まったら、チラシのサイズ、用紙、カラー、印刷方式などの仕様を決定します。
ポスティングや新聞折込ならA4が標準的で、店頭配布で持ち帰ってもらうならA5が適しています。
用紙は一般的なチラシならコート紙73kgまたは90kgが無難で、大量配布で単価を抑えたいなら73kg、しっかりした印象を与えたいなら90kgを選びましょう。
カラーは写真や図を多用する場合に効果的ですが、文字中心の情報提供なら白黒印刷でもコストを抑えられます。
印刷方式は発注部数に応じて、500部未満ならオンデマンド、500部以上ならオフセットが目安です。
3. 複数社から見積もりを取る
仕様が決まったら、最低でも3社から見積もりを取ることをおすすめします。
ネット印刷会社2社と地域密着型の印刷会社1社というバランスが良いでしょう。
見積もり依頼時には、サイズ、用紙の種類と厚さ、カラー・白黒の別、印刷面、部数、希望納期、加工の有無を明確に伝えることが大切です。
情報が不足していると正確な見積もりが出せないため、できるだけ詳細に伝えましょう。特に急ぎの案件では、回答期限を設定することでスムーズに比較検討を進められます。
4. 見積もり内容を精査する
見積もりが揃ったら、金額だけでなく内容も含めて精査します。
印刷費、用紙代、製版代、データチェック料、送料、消費税など、総額だけでなく何にどれだけかかっているのかを確認しましょう。
送料が別途かかる場合、一見安く見えても最終的には高くつくこともあります。
納期についても「入稿から○日」が営業日なのか実働日なのか、土日祝日はカウントされるのか確認が必要です。
また、データチェックは無料か有料か、修正対応は何回まで可能か、校正は紙で確認できるかPDFのみか、納品後の返品・交換対応はあるかといった付帯サービスも含めて総合的に判断しましょう。
5. 入稿データを準備する
発注する印刷会社が決まったら、入稿データを準備します。
印刷会社ごとに対応している入稿形式が異なるため、自分が使用するソフトウェアで作成したデータが対応可能かを事前に確認しましょう。
データ作成時には、塗り足しを仕上がりサイズより3mm程度大きめに作成すること、画像は300dpi以上の解像度にすること、カラーモードはRGBではなくCMYKで作成すること、フォントはアウトライン化または埋め込みを行うことに注意が必要です。
初めての入稿で不安な場合は、有料のデータチェックサービスを利用することで、スタッフが不備をチェックし修正が必要な箇所を指摘してくれます。
6. 校正で仕上がりを確認する
入稿後、本印刷の前に校正を行います。
PDF校正は画面上でデータを確認する方法で無料の場合が多く、本紙校正は実際に印刷したサンプルで確認する方法で有料オプションとなります。
校正時には、誤字脱字がないか、電話番号や住所などの連絡先情報が正確か、画像の配置や大きさが適切か、色味が意図した通りなのかを入念にチェックしましょう。
特に連絡先情報の間違いは致命的なので、複数人でダブルチェックすることをおすすめします。
修正対応については、印刷会社ごとに回数制限や料金体系が異なるため、できるだけ初回の校正で完璧にチェックできるよう準備しておきましょう。
7. 納品・検品を行う
校正が完了し本印刷に進むと、数日後にチラシが納品されます。
チラシが届いたら、発注した部数が揃っているか、色味や仕上がりが校正時の確認内容と合っているか、印刷ズレや汚れがないかなどを確認しましょう。
万が一、印刷不良や部数不足があった場合は、すぐに印刷会社に連絡することが大切。
印刷会社ごとに「納品後○日以内に連絡があった場合のみ対応」という規定があるため、納品されたらできるだけ早く検品し、問題があれば速やかに連絡しましょう。
検品が完了したら、直射日光や湿気を避けて平らな状態で保管し、大量に印刷した場合は配布スケジュールに合わせて小分けにしておくと配布作業がスムーズになります。
チラシ印刷ならDM診断
チラシ印刷について理解が深まったところで、配布方法についても改めて考えてみましょう。
ポスティングや新聞折込も有効ですが、特定のターゲットに確実に届けたい場合は、DM発送という選択肢もあります。
チラシと併せてDM発送をご検討の方には、「DM診断」がおすすめです。
1通71.80円・送料込みの低価格で、他社より1円でも高ければ相談できる「日本一安さ保証」を実施しています。
デザイン制作から印刷、宛名ラベル、発送までワンストップで対応できるため、複数の業者とやり取りする手間がかかりません。
20年以上の実績と取引実績2,000社超、Pマーク取得の社内一貫体制で、DM発送が初めての方でも安心してご利用いただけます。
入稿データや宛名データはほぼすべてのフォーマットに対応しており、柔軟な対応が可能です。
専門業者のノウハウを活かし、より効果的な販促活動を実現したい方は、ぜひDM診断の活用もご検討ください。



