カフェにセルフレジ導入はOK?おすすめ機種や選び方も紹介
- すぐメシくんコラム編集部
- 1月29日
- 読了時間: 12分
カフェ経営では、お客さまに心地よい時間を提供するために、スタッフの接客やサービスが重要な役割を果たします。一方で、人件費の高騰や人手不足といった課題を抱える中、いかに業務効率を高めていくかも大きな経営課題に。
セルフレジの導入は、レジ業務の自動化によるコストの削減と、回転率の向上による売上アップが期待できる有力な選択肢です。
しかし、導入には一定の初期投資が必要で、カフェの雰囲気を損ねるリスクもあるため、慎重な検討が求められます。
この記事では、カフェ向けのセルフレジについて、その特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。フルセルフ型とセミセルフ型の違いや、選ぶ際の重要ポイントについてもお伝えします。
カフェに適した業務効率化の方法を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
カフェにセルフレジは適している?
カフェへのセルフレジ導入は、一般的には大きな業務改善効果があります。
しかし、店舗の規模や客層によって適したものが変わるのには注意が必要。例えばセミセルフレジであればある程度コンパクトなので設置しやすいですが、フルセルフレジは設置に必要なスペースが大きくなります。
カフェの場合、メニューの単価が低めで席数を多く確保する必要があるため、レジのスペースは極力抑えたいところ。そのため、フルセルフレジの導入は慎重に検討する必要があると言えます。
カフェに適したセルフレジの種類
カフェに適したセルフレジの種類は主に以下の2つが挙げられます。
セミセルフ型
フルセルフ型
「セミセルフ型」は柔軟性が高く手堅い選択肢
セミセルフ型のセルフレジは、注文のみをスタッフが行い、会計はお客様自身が担当するタイプです。
カフェではドリンクのカスタマイズオプションなどメニューの種類が多岐に渡ることもしばしば。複雑なメニューを表示するとなると、使いにくい画面になってしまうリスクがあります。
その場合、会計だけをセルフ化するセミセルフ型なら、UIをシンプルに保ちお客様に複雑な画面を操作させることなく効率化が可能です。
注文全てをセルフ化するわけではないので業務改善効果はフルセルフレジ型に劣りますが、導入ハードルが低いのが魅力です。
「フルセルフ型」はとにかく効率化を重視するケースに
一方、注文から会計までをお客様さま自身で完結するフルセルフ型は、大幅な人件費削減が見込めるメリットがあります。
ただし、メニューに複雑なカスタマイズがないなど比較的シンプルで画面が複雑になりにくく、接客がコンセプトにあまり影響しない場合に限ります。
例えば、単品メニューのみのテイクアウト主体のカフェや、無人営業を行うカフェなどでは、フルセルフ型の導入も検討の余地があると言えます。
いずれにしても、店舗コンセプトとの整合性を見極めることが重要です。
カフェに対応したおすすめのセルフレジ
カフェに対応したおすすめのセルフレジとしては、主に以下の3つが挙げられます。
RZ-A21D/A21S|モダンで雰囲気を壊しにくい
CASHIER|総合的に業務を改善できる
スマレジ|ディスプレイのみで省スペース
RZ-A21D/A21S|モダンで雰囲気を壊しにくい

RZ-A21D/A21Sは、物理的なボタンが一切なくディスプレイのみで操作できるセルフレジです。
セルフレジによくあるごちゃごちゃとした印象がなく、スッキリとしたデザインでカフェの雰囲気を壊しにくくなっています。
正面と背面の両面にタッチパネルを搭載しているこちらのタイプは、状況に応じてセルフレジとセミセルフレジを切り替えて運用可能。
縦型の省スペース設計で店内のレイアウトにもフィットしやすいと言えます。
CASHIER|総合的に業務を改善できる

CASHIERのセルフレジは、RZ-A21D/A21Sほどではないものの、シンプルなデザインで店舗に馴染みやすくなっています。
直感的な操作性で混雑時もスムーズな会計が可能。
コストパフォーマンスにも優れ、業界最安値水準で導入できます。キャッシュレス決済にも幅広く対応しているのがポイントです。
また、運用開始後もサポート体制が充実しているため、トラブル時も安心して利用できます。
スマレジ|ディスプレイのみで省スペース

スマレジは、オプションの「カスタマーディスプレイ」を使うことで、専用のディスプレイのみでセミセルフレジを実現できます。
ディスプレイのみの設置なので省スペースで、カフェの限られたレジ周りのスペースにもフィットします。支払い方法は店舗側で選択でき、キャッシュレス決済にも対応可能。
また、セルフオーダーやモバイルオーダーなどの新しい販売形式にも対応。注文から決済までお客さま自身のスマホで完結できるため、接触機会を減らしつつ注文の効率化も図れます。
カフェ用のセルフレジを選ぶ際のポイント
カフェに導入するセルフレジを選ぶ場合には、以下のポイントに注意しましょう。
省スペースなものを選ぶ
キャッシュレス対応のものを選ぶ
販売データが蓄積できるものを選ぶ
省スペースなものを選ぶ
カフェは一般的に店舗面積が狭く、レジ周りのスペースも限られています。そのため、大きなセルフレジ機器を設置するのは難しいケースが多いはずです。
上述したRZ-A21D/A21Sのような縦型の省スペース設計や、スマレジの「カスタマーディスプレイ」のように専用のディスプレイを設置するのみで実現できるタイプは、カフェのレイアウトに合わせやすくおすすめです。
機器のサイズ感を実際に確認し、店内に無理なく設置できるかをチェックしましょう。
キャッシュレス対応のものを選ぶ
現金決済だけでなく、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、キャッシュレス決済にも対応したセルフレジを選ぶのがポイントです。
特に若年層を中心に、日常的にキャッシュレス決済を利用する人が増えています。インバウンド対応としても、多様な決済手段を用意しておくのがベターです。
例えば上述したCASHIERのセルフレジは幅広い決済方式をカバーしているため、キャッシュレス派のお客様を取り逃がすことなく集客することが可能です。
販売データが蓄積できるものを選ぶ
セルフレジから得られる販売データを分析に活用できるかどうかも、選定の際の重要なポイントです。
商品の売上動向や客層の情報を可視化し、戦略立案やオペレーション改善に役立てられるようなセルフレジシステムがおすすめです。
スマレジのように、POSシステムと連携して売上やユーザーデータを一元管理できるタイプは、この観点で有用性が高いと言えます。
販売データをいかに店舗の経営に生かせるかという視点を持って、自店に最適なセルフレジを選択していくことが重要です。見た目の印象だけでなく、機能面からもしっかりと見極めましょう。
カフェにセルフレジを導入するメリット
カフェにセルフレジを導入するメリットは、主に以下のとおりです。
回転率が上がり利益がアップする
レジ業務が効率化し人件費が削減できる
データを需要の予測やメニュー改善に活かせる
回転率が上がり利益がアップする
セルフレジの導入により、レジ待ちの列が解消され、お客さまのストレスを軽減できます。スムーズな会計で回転率が向上し、結果的に1日あたりの来客数を増やすことが可能です。
混雑する時間帯でも、お客さまにセルフでレジ操作いただくことでレジ処理がスピードアップ。
1オーダーあたりの時間を短縮できるため、より多くのお客さまに対応でき、売上アップにつなげられます。
レジ業務が効率化し人件費が削減できる
セルフレジはお客さまご自身に注文から会計まで行っていただくシステム。
そのため、レジ専任のスタッフを置く必要がなくなり、レジ業務にかかる人的コストを大幅に削減できます。
浮いた人員を接客サービスの充実や店舗オペレーションの強化に振り向けることで、お客さま満足度の向上や業務の効率化を図ることも可能です。
人手不足が深刻な飲食業界において、セルフレジは人件費削減の有効な手段と言えるでしょう。
データを需要の予測やメニュー改善に活かせる
セルフレジから得られる販売データを分析することで、売れ筋商品の把握やメニューの改善、需要予測など、マーケティングに役立てられます。
例えば、どの曜日や時間帯にどの商品が売れているかを詳細に可視化することで、需要に合わせた商品の仕込みやスタッフのシフト管理が可能になります。
また、メニューの売上動向を捉えることで、どの商品が伸びているのか、逆に振るわないのかを明確にできます。
その結果を新商品の開発やメニューのブラッシュアップに活かせば、お客さまのニーズに合った品揃えが実現できるはずです。
このように、セルフレジから得られるデータは、カフェ経営における様々な意思決定に活用できる貴重な情報源となります。
システムを導入する際は、データの活用方法もあわせて検討しておくと良いでしょう。
カフェに適したレジ・注文システムの種類
カフェに適したレジや注文システムの種類は、主に以下のとおりです。
タブレット端末型レジ
モバイルオーダー
タブレット端末型レジ
タブレット端末を使ったレジシステムは、省スペースで導入しやすいのが特長。iPadなどのタブレットにレジアプリをインストールするだけで、簡単にレジ機能を実現できます。
店舗のレイアウトに合わせて柔軟に設置できるため、カウンターが狭いカフェなどでも活用しやすいでしょう。操作性も使いやすいことが多く、スタッフ教育の手間も少なく済むのがメリットです。
ただし、タブレット端末単体ではレシートプリンターなどの周辺機器と連携できないため、あわせて導入する必要があります。システム構成によってはコストがかさむ点には注意が必要です。
モバイルオーダー
モバイルオーダーは、お客さまのスマートフォンから注文を受け付けるシステムです。
専用のアプリやWebサイトにアクセスしてもらい、そこでメニューの選択や決済までを完結させます。
お客さまは席に着いたままやお店に着く前の店外でも注文ができるので、レジ待ちのストレスが解消。
キッチンへの注文情報の伝達もスムーズなため、提供スピードもアップできます。
セルフレジと比べると、機器の設置が不要なため導入のハードルは低め。大がかりな設備投資を行わずに済むのがポイントと言えます。
カフェの雰囲気を壊さず、スペースも取らないため、比較的どんな店舗でも導入しやすいのも魅力です。
スタッフの負担軽減と、お客さま満足度の向上が期待できるシステムであると言えます。
POS連携型レジ
POSシステムと連動したレジは、単なる会計処理だけでなく、販売管理や在庫管理、顧客管理などの機能を備えているのが特徴です。
リアルタイムで売上データを集計し、詳細なレポーティングが可能になります。
データに基づく経営判断やオペレーションの改善に役立てられるため、カフェの運営効率化に貢献するシステムと言えます。
ただ機能が豊富な分、導入コストは総じて高めです。カフェの規模や業務フローに合ったシステムを選ぶことが肝心です。将来的な店舗展開も見据えて、無理のない投資計画を立てることが重要となります。
カフェの雰囲気を壊さずに業務を効率化する方法
シンプルなセルフレジを導入する以外にも、カフェの雰囲気を壊さずに業務を効率化できる方法はさまざま存在。
ここでは、以下の2つの方法について取り上げていきます。
モバイルオーダーを導入する
カウンター内の配置を見直し動線を改善する
モバイルオーダーを導入する
モバイルオーダーは、お客さまのスマートフォンから直接注文を受け付けるシステム。アプリやWebサイトでメニューを選んでもらい、キッチンに注文情報を送信します。
セルフレジのように目立つ機器を設置する必要がなく、お客さまとの接点も失わないため、カフェの雰囲気を維持しつつ注文の効率化が図れるでしょう。スタッフは調理や提供に注力できるため、サービスの質の向上にもつながります。
既存のPOSシステムと連携するだけで導入できるタイプもあり、コストを抑えられるのもポイント。カフェの雰囲気を崩さずに、スマートな業務改善を実現する有力な選択肢と言えます。
カウンター内の配置を見直し動線を改善する
レジ周りの業務効率を上げるには、機器の配置や動線の工夫も重要です。カウンター内のレイアウトを見直し、スタッフの動きをスムーズにすることで、オペレーションの無駄を減らせます。
例えば、レジとドリンク作業スペース、フード提供カウンターを一直線上に配置することで、スタッフの移動距離を最小限に抑えられます。頻繁に使う道具や消耗品は手の届く位置に置き、取り出しやすくするのも効果的です。
カウンター内のオペレーションを改善することで、スタッフのストレス軽減と、スピーディーなサービス提供の両立が期待できます。忙しい時間帯の混雑緩和にもつながり、お客さまの満足度向上にも寄与するはずです。
セルフレジよりも低リスクな効率化なら「すぐメシくん」
この記事ではカフェ向けのセルフレジについて、以下の点を中心に解説しました。
セルフレジにはフルセルフ型とセミセルフ型があり、カフェの特性に合わせて選ぶ必要がある
省スペース性やキャッシュレス対応、販売データの蓄積が重要なポイント
回転率向上や人件費削減、データ活用などの効果が期待できる
一方で初期投資の大きさや店舗の雰囲気への影響などデメリットもある
セルフレジの業務改善効果は大きいものの、やはり一定の費用と準備が必要でハードルが高いと言えます。
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利用者がテーブルのQRコードを読み取るだけで、スマートフォンから簡単に注文ができます。必要な機能に絞り込んでいるため、デジタルが苦手な方でも問題なく使いこなせるのが魅力です。
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