top of page

飲食店にはセルフレジが必要?メリットや費用、おすすめを紹介

執筆者の写真: すぐメシくんコラム編集部すぐメシくんコラム編集部

更新日:1月23日


近年飲食店ではセルフレジの導入が進んでいます。人件費の削減や回転率の向上など、業務効率化に直結するメリットが大きいためです。


この記事では、セルフレジの種類や仕組み、導入によるメリットとデメリットを詳しく解説。飲食店が抱える課題を解決するために、セルフレジの活用がおすすめなケースもお伝えします。


さらに、セルフレジを導入する際の流れや、おすすめの製品についても紹介。導入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。


セルフレジほど大がかりでない、手軽な業務改善の方法として、モバイルオーダーシステム「すぐメシくん」も取り上げています。飲食店のDXを進めるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。



飲食店のセルフレジは利益向上に繋がる

飲食店にセルフレジを導入すると、人件費の削減と回転率アップにより利益の向上に繋がります


セルフレジを設置している飲食店は、保有店舗数が11以上の場合は17%を超え、51店舗以上だと約半数の店舗で導入されているというデータ(セルフレジの今後の発展)も存在。


このように、その効果から飲食店の間で高い導入率を誇るのがセルフレジです。


特に、以下のようなケースではセルフレジの効果を期待することができます。

  • 人件費を抑えたい 

  • 回転率を上げたい 

  • ピーク時のオペレーションを改善したい 

  • 人手不足に悩んでいる

こういったケースでは、セルフレジを導入することで店舗の課題を解消することが可能です。


150~200%のレジ回転率増加に繋がることも

実際、セルフレジを導入することでどの程度の回転率アップが見込めるのでしょうか。


一般社団法人キャッシュレス推進協議会が発表した「⾃動サービス機におけるキャッシュレス普及促進」によると、セルフレジの導入を導入したことでレジの回転率が150~200%も増加したと示されています。


このデータは業種を限定せずに統計を取ったものだと思われるものの、飲食店でも近しい効果が得られると考えられます。


レジの回転率が上がれば同じ時間でさばける客数が増え、結果的に売上を上げることが可能です。


セルフレジ導入は逆効果になる?

一方で、「セルフレジに慣れていないお客さんが多いと、余計に時間がかかるのでは?」と懸念する経営者の方も多いはず。


確かに不慣れな方が多いと、混乱を招き逆効果になる可能性はあります。


しかし、対策は簡単。なるべくシンプルで使いやすいセルフレジを選び、必ず通常のレジも併設しておくことです。


操作に不安のある客は従来のレジを使えばよく、セルフレジに慣れた客はスムーズに会計ができる。このような状況を作るために、両者のニーズに応えられる店舗設計を心がけましょう。


飲食店におけるセルフレジの種類

飲食店で導入されているセルフレジには、大きく分けて「後払いタイプ」と「前払いタイプ」の2種類があります。

店舗の形態や提供するサービスに合わせて、適切なタイプを選ぶことが重要です。


「後払いタイプ」は一般的な飲食店に

後払いタイプのセルフレジは、食事が終わった後にお客様自身が会計を行うシステムです。

テーブルに設置されたQRコードやバーコードをスキャンし、注文内容を確認して決済を完了させます。


「後払いタイプ」ファミリーレストランや居酒屋など、店内で料理を提供する一般的な飲食店に適しているタイプ。


客のペースでゆっくりと食事を楽しめる上、追加注文にも柔軟に対応できるのがメリットです。


「前払いタイプ」はテイクアウト向き

一方、前払いタイプは注文時に先に料金を支払うシステム。いわゆる食券制と同じ形式で、券売機やタッチパネルで商品を選び、決済を済ませてから商品を受け取ります。


ラーメン店やうどん店など、メニューが比較的シンプルで回転率重視の店舗に多く導入されています。テイクアウト専門店でも活用されており、スムーズな会計によって時間短縮が可能です。


ただし、前払いタイプは追加注文や変更への対応が難しいというデメリットも。店舗コンセプトとの相性を見極めることが大切です。


飲食店におけるセルフレジの仕組み

それでは、飲食店のセルフレジはどのような仕組みで動いているのでしょうか。


後払いタイプの場合


後払いタイプの場合、お客様がテーブルについた時点でオーダー番号が発行されます。

オーダーごとに注文情報が紐づけられ、会計時にその番号をセルフレジで入力することで、請求額が自動計算されるという流れです。


料理の提供や片付けはスタッフが行いますが、オーダーの変更や追加はセルフレジで客自身が行えるようになっています。


使い方は非常にシンプルで、テーブル番号と注文内容を画面の指示に従って入力していけばOK。決済はキャッシュレス端末を併設することで、現金だけでなく多様な手段に対応できます。


先払いタイプの場合

一方、前払いタイプは一般的な券売機とほぼ同じ。タッチパネルで商品を選択し、表示された金額を支払って発券されたレシートと引き換えに商品を受け取る仕組みとなっています。


セルフレジ導入の肝は、このような仕組みをお客様に正しく理解してもらうこと。

初めて利用する客でもスムーズに操作できるよう、画面の案内をわかりやすくすることが重要です。



飲食店がセルフレジを導入するメリット

セルフレジを飲食店に導入することで、様々なメリットが期待できます。

例えば人件費の削減や混雑解消、会計ミスの防止など、店舗運営の効率化に直結するメリットを得ることが可能です。


メリット1. 人件費が削減できる

セルフレジを導入することで、レジ業務に割く人員を大幅に減らすことができます。

特にフルセルフレジであれば、注文から会計までを客自身で行うため、人件費の大幅カットが可能です。


浮いた人件費は、料理の質向上やサービスの充実に振り向けられます。

従業員を接客といった「人にしかできない業務」に専念させることで、単なる効率化だけでなくお客様の満足度アップを期待することも可能です。


メリット2. 混雑解消・回転率UPにつながる

セルフレジは会計時間の短縮にも大きく貢献。レジ待ちの行列を解消し、回転率を上げることで、収益力の強化につながります。


北陸経済研究所の調査によると、セルフレジの設置によってレジの混雑が解消されたという事例も多数報告されています。


特にピーク時のオペレーションを大きく改善し、顧客満足度を高める効果が期待できると言えます。


メリット3. 会計ミスが防止できる

「レジの金額がデータと合わない」といった会計トラブルは、飲食店にとって大きなリスク。セルフレジは機械による自動精算のため、そういったミスは防止できます。


意図しないミスだけでなく、店舗スタッフによる意図的な不正も抑止しやすいというメリットも。


会計のミスが防止できれば、ミスが発覚した時に使うはずだった無駄な時間を未然とカットすることが可能です。


飲食店がセルフレジを導入するデメリットと対策

セルフレジの導入は飲食店にとって多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。正しく理解し、適切な対策を実施しておきましょう。


デメリット1. 導入・維持するコストがかかる

セルフレジの導入には、まず機器の購入費用や設置工事費などの初期費用が発生します。

また、運用費用として、システムの使用料や保守管理費用なども必要に。


対策としては、長期的な視点でコストと効果を比較検討することが大切です。

人件費削減や売上増加など、導入によるメリットがコストを上回ると判断できれば、投資価値は十分にあると言えます。


デメリット2. 設置スペースを確保する必要がある

セルフレジは、従来のレジと比べて1台あたりの設置面積が広くなる傾向にあります。

レジ周辺のスペースを十分に確保する必要があるため、結果的に座席数が減少したり、動線が制限されたりするデメリットが生じるなどのリスクも。


実際、設置面積あたりの生産性を比較した調査では、セルフレジは通常のレジに劣ることがデータで示されています。


1㎡あたりの客数は、セミセルフレジで10.9人、フルセルフレジにいたっては7.5人にとどまっています。


店舗のスペースに余裕があればそこまで大きな問題になるとは言えませんが、十分留意しておきましょう。


デメリット3. 顧客層によっては負担がかかる

セルフレジはすべての客層に対して便利で使いやすいとは限りません。特に機械操作が苦手なことが多い高齢者の方々にとっては、セルフレジの存在自体がハードルになりえます。


対策としては、セルフレジだけでなく従来のレジも併設しておくこと。顧客層に合わせて柔軟な対応を行いましょう。


飲食店がセルフレジを導入する時の費用は?

セルフレジを飲食店に導入する際の費用は、初期の導入費用と毎月の運用費用に分けて考える必要があります。

具体的な金額を見ていきましょう。


導入費用に1台100万円

セルフレジ1台あたりの導入費用は、おおむね100万円前後が相場です。

機能や性能によって価格差はありますが、高性能な機種であれば200万円を超えることもあります。

導入費用の内訳は、セルフレジ本体の購入費、設置工事費、初期設定費など。

店舗の規模や導入台数によって、総額は大きく変動します。あらかじめ人件費削減などの効果を想定しておき


運用費用に月数万円

また、導入後の運用費用も発生します。

月額数万円のランニングコストは見込んでおきましょう。主な内訳はシステム利用料、保守管理費になります。

キャッシュレス決済を利用する場合は、2~4%の決済手数料も発生するため留意しておきましょう。


IT導入補助金が使えることも

セルフレジ導入に際しては、国や自治体の補助金制度を活用するのも手です。例えばIT導入補助金を利用することで、初期費用の負担を大幅に軽減できます。


補助金の詳細は制度ごとに異なりますが、一般的にはシステム導入費用の1/2から2/3程度をカバーできるケースが多いと言われています。


自店舗が対象となるかどうか、各制度の要件をチェックしてみましょう。


飲食店がセルフレジを導入すべきケース

では、どのようなケースでセルフレジの導入を検討すべきでしょうか。ここでは飲食店がセルフレジの導入を検討すべきケースを取り上げます。


  1. 効率化・人件費削減がしたい

  2. 回転率を上げて利益をアップしたい


効率化・人件費削減がしたい

人手不足や人件費高騰に悩む飲食店にとって、初期費用は高いもののセルフレジは問題解決に貢献してくれます。


レジ業務に割く人員を減らすことで、結果的に人件費の削減につなげられるためです。


単に人件費を削減するだけでなく、セルフレジ導入で浮いた人的リソースを接客など本当に必要な業務に振り向けることも可能です。


回転率を上げて利益をアップしたい

セルフレジには、会計業務のスピードアップによって回転率を高める効果も期待できます。

顧客の回転率が上がれば一時間あたりにさばける客数が増え、結果的に売上アップにつながるはず。


利益の最大化を目指す飲食店にとって、客数と回転率は重要な指標です。


特にお昼のピーク時など「満席のせいでお客様を取り逃がしてしまう」といった回転率に関する課題を感じているなら、セルフレジの導入は検討してみましょう。



飲食店にセルフレジを導入する流れ

セルフレジ導入は、大まかには以下のような流れで進めていきます。

  1. 店舗課題をリストアップする

  2. セルフレジに欲しい機能を洗い出す

  3. セルフレジを選ぶ

  4. 導入準備を進める(レイアウト変更やマニュアル整備など)

  5. テスト導入する

  6. 問題がなければ本導入へ


セルフレジは業務改善システムとしては大きなもので価格も高額である以上、慎重に進める必要があります。


もし「時間がなくなかなか満足に準備ができそうにない」などの不安があるのであれば、まずはより手軽で低価格なモバイルオーダーなどを導入することも検討してみましょう。


飲食店におすすめなセルフレジ3つ

飲食店向けのセルフレジは各社から発売されていますが、ここでは特におすすめの3製品を紹介します。いずれも飲食店の特性に配慮した使い勝手の良さが特徴です。


1. blayn(ブレイン)


blayn(ブレイン)は、飲食店に特化したセルフレジサービスです。


多言語対応が可能なため、近年増加している訪日観光客の方々への対応も可能。端末費用は非公開ですが、国内の飲食店への導入実績は7,000店舗以上と幅広い業態の飲食店で活用されている実績があります。


音声案内機能も備えているなど、視覚に障がいを抱える方などにも使いやすいユニバーサルデザインであることも魅力です。


2. MAIDO SELF REGI


飲食店に特化したPOSレジサービス「MAIDO」のラインナップの一つ、セルフレジ端末が「MAIDO SELF REGI」です。初期費用無料、月額5,980円からと、コストを抑えた導入が可能です。


シンプルで分かりやすい操作画面が特徴で、セルフ会計に不慣れなお客様でもスムーズに利用できるよう配慮されています。


自動釣銭機の詰まりやエラー対応など、飲食店の現場ならではのトラブルにも柔軟に対応。バックアップ体制が充実しているため、不測の事態にも安心です。


3. CASHIER


POSレジサービス大手の「CASHIER」も、飲食店向けのセルフレジを強化しています。

既存のPOSシステムとの連携がスムーズで、ハンディ端末を組み合わせたセミセルフ型の運用など、柔軟なカスタマイズが可能です。


「CASHIER」のセルフレジ端末は、365日年中無休のサポートを実現しているのが特長。導入前の設置サポートなども提供しています。


既に「CASHIER」のPOSレジを利用中の飲食店にとっては、セルフレジの導入もスムーズ。POSデータとの連携すれば、販売データの集計なども自動化できるなどのメリットが期待できます。


飲食店の効率化に役立つセルフレジ以外の方法

セルフレジは飲食店の業務効率化に大きく貢献してくれるシステムですが、それ以外にも効果的な方法があります。ここでは代表的な2つの方法を紹介します。


モバイルオーダー

モバイルオーダーは、お客様自身のスマートフォンを使って注文を行うシステムのこと。テーブルに設置されたQRコードを読み取り、専用のアプリやWebサイトから料理を選んで注文する仕組みです。


注文情報はキッチンに直接送信されるため、スタッフが注文を取りに行く手間が省けます。待ち時間短縮にもつながるため、回転率の向上が期待できます。


また、何よりのメリットは導入リスクが低いこと。テーブルにQRコードを設置するだけで広いスペースの確保も不要で、「すぐメシくん」であれば初期費用無料・月間一律3,300円で利用できます。




POSシステム

POSシステムは、「販売時点情報管理システム」の略称。レジ業務の効率化だけでなく、売上データの分析や在庫管理などにも活用できる多機能なシステムです。


飲食店に特化したPOSシステムでは、テーブル管理や予約管理、スタッフのシフト管理など、業務全般をサポートする機能が充実しています。


モバイルオーダーとPOSシステムを導入することで、セルフレジ導入と同等以上の効率化を図れるケースも少なくありません。費用が高くやや導入ハードルが高いものの、検討する価値は高いと言えます。




セルフレジより手軽な業務改善なら「すぐメシくん」

セルフレジの業務改善効果は大きいものの、やはり一定の費用と準備が必要でハードルが高いと言えます。


もっと手軽に飲食店の業務効率化を実現したいなら、モバイルオーダーシステム「すぐメシくん」がおすすめです。


「すぐメシくん」は、業界最安級の価格設定が特長のシンプルで使いやすいモバイルオーダーシステム

利用者がテーブルのQRコードを読み取るだけで、スマートフォンから簡単に注文ができます。


シンプルな機能に絞り込んでいるため、デジタルが苦手な方でも問題なく使いこなせるのが魅力。


現在「すぐメシくん」では、1ヶ月間の無料トライアルを実施中。初期費用なしでお試し導入できるため、「システム導入は初めてで不安」という方はぜひお試しください。




Comments


bottom of page
\今なら3ヶ月無料!/
今すぐできる飲食店の業務改善
モバイルオーダーシステム
すぐメシくん
無料で試す