宿泊施設・ホテルのモバイルオーダーシステムとは?メリットや導入事例も
- logosukibeyondtsuc
- 3 日前
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モバイルオーダーシステムは飲食業界を中心に普及してきたシステムですが、近年では宿泊施設やホテルにおいても業務効率化や顧客満足度の向上を目的に導入が加速しています。
ただ、モバイルオーダーシステムにはさまざまな種類があり、施設の規模や顧客層に合ったサービスを選ばなければ、期待した効果が得られない場合もあります。
このような点から、「モバイルオーダーシステムを導入してみたい」と検討している場合には、使い方やメリット、おすすめのサービスを理解しておくことが大切です。
本記事では、宿泊施設・ホテルのモバイルオーダーシステムについて、メリットや導入事例、おすすめのサービスもあわせて解説します。
モバイルオーダーとは、顧客がスマホで簡単に注文できるシステム
モバイルオーダーとは、顧客がスマートフォンやタブレットを利用して、宿泊施設・ホテル側が設定したメニューを注文できるシステムです。客室からのルームサービスやレストランでのテーブルオーダー、宴会でのドリンク追加注文など、幅広いシーンで活用されています。
そんなモバイルオーダーは近年において、人手不足や非対面サービスへのニーズの高まりにともない、ホテル業界でも導入されつつあります。
実際に、数多くのホテルが導入を進めており、スタッフの業務負担を軽減したり、顧客の満足度の向上に成功したりといった事例も存在するほどです。
このような点を踏まえると、モバイルオーダーはホテル業界の長期的な運営に欠かせない仕組みになりつつあるといえます。
宿泊施設やホテルに適したモバイルオーダーの使い方とは?
モバイルオーダーは飲食店向けの仕組みと考えられがちですが、宿泊施設やホテルでも活用できるシーンは多くあります。施設内のさまざまなシーンに合わせて導入すれば、業務効率化と顧客体験の向上を同時に実現しやすくなります。
このような点から、自施設のサービス形態に合った使い方を把握しておくことが大切です。
ここでは、宿泊施設やホテルに適したモバイルオーダーの使い方について、以下3点を解説します。
宿泊施設やホテルに適したモバイルオーダーの使い方
ホテル内のレストラン
ルームサービス
宴会・ウェディング
①ホテル内のレストラン
モバイルオーダーを利用すれば、ビュッフェの追加注文を簡素化したり、人が混雑する時間をあらかじめ利用者に通知できたりといった使い方が可能です。
この使い方によって、顧客側はスタッフを呼ぶ手間をかけずに、好きなものを注文できるようになります。また、宿泊者であれば、レストランが混み合う時間をあらかじめ把握しておくことも可能です。
他方、従業員はテーブルへの往復が減り、接客に集中しやすくなります。
モバイルオーダーの一般的な使い方であるものの、レストランにまつわるオペレーションをスムーズにしながら、顧客の満足度を高められるようになるでしょう。
②ルームサービス
モバイルオーダーを活用すれば、宿泊者がスマートフォンの画面上でルームサービスのメニューを確認し、客室から直接注文できます。
この使い方によって、顧客側は電話をかけづらい状況でも気軽にルームサービスを利用できるようになります。また、サービスに決済手段を登録しておけば、自動的に支払いもされるため、精算時の顧客側の手間が不要です。
対して従業員側は、ルームサービスでの電話対応が不要となるため、フロント業務の負担を軽減することが可能です。
上記のように、ルームサービスにモバイルオーダーを取り入れる使い方は、顧客にも、従業員にも、多くのメリットをもたらします。
③宴会・ウェディング
モバイルオーダーは、大人数の利用であっても一括で注文を受け付けられます。このような特徴を活かせれば、宴会やウェディングでのドリンク追加や、懇親会での料理注文など、参加者が多い場面にも利用できます。
このような使い方によって、顧客側は大人数のなかでも自身の注文を気軽にできるようになり、従業員側は大人数の注文をミスなく、一括で受け付けることが可能です。
宴会やウェディングの進行を注文によって妨げず、顧客の満足度を高める施策として注目されています。
宿泊施設・ホテルにモバイルオーダーを導入するメリット
モバイルオーダーの導入により、業務の効率化やコスト削減、顧客満足度の向上などが期待できます。たとえば、電話対応の削減や注文データを活用した売上分析が代表的なメリットです。
ただ、施設の目的や運営体制、顧客層によって得られる効果の規模は異なります。自施設の課題に合った活用方法を検討することが欠かせません。
ここでは、宿泊施設・ホテルにモバイルオーダーを導入するメリットについて、以下5点を解説します。
宿泊施設・ホテルにモバイルオーダーを導入するメリット
電話対応が減る
人によるミスが減る
メニューを更新する手間が減る
顧客の満足度が高められる
追加注文を取りやすくなる
①電話対応が減る
宿泊施設のフロントでは、客室からのルームサービス注文や問い合わせなど、電話対応に多くの時間が割かれています。繁忙期には電話が集中し、ほかの業務が滞るケースも少なくありません。
このような状況に対して、モバイルオーダーを導入すれば、宿泊者がスマートフォンから直接注文を済ませられるようになり、電話対応の件数を削減できます。空いた時間をチェックイン業務や接客に振り向けられるため、サービス品質の底上げにもつながるでしょう。
②人によるミスが減る
電話や口頭での注文受付では、聞き間違いや伝達漏れによるオーダーミスが起こりやすくなります。とくに、外国語対応の場面では、ミスの発生リスクが高まります。
上記の点を踏まえ、モバイルオーダーを導入すると、顧客が画面上で商品を選択して注文するため、伝達過程でのミスを防ぎやすくなります。加えて、オーダーミスに起因するクレームや食材ロスの減少にも寄与し、コスト面でも効果が期待できます。
③メニューを更新する手間が減る
紙のメニューでは、季節メニューの入れ替えや価格変更のたびに印刷・差し替え作業が発生します。多言語対応が必要な施設では、さらに作業量が増加するケースも見られます。
一方で、モバイルオーダーなら、管理画面からリアルタイムでメニュー内容の変更を反映でき、印刷コストも不要です。売り切れ表示の即時切り替えも可能なため、常に正確な情報を顧客に届けられる点がメリットです。
④顧客の満足度が高められる
宿泊施設では、顧客がスタッフを待つ時間が長いほど満足度が下がる傾向にあります。レストランの繁忙時間帯やチェックイン直後は、対応が遅れやすい場面です。
このようなことから、モバイルオーダーで好きなタイミングに注文できる環境を整えれば、待ち時間のストレスが解消されやすくなります。加えて、モバイルオーダーによって、料理やドリンクの画像が添付でき、顧客はイメージを確認しながら選べることから、満足度の向上に寄与します。
⑤追加注文を取りやすくなる
従来の方式では、スタッフを呼ぶ手間から追加注文を控える顧客も少なくありませんでした。とくに、混雑時にはスタッフが捕まらず、注文の機会損失が生じるケースもあります。
他方、モバイルオーダーでの注文方式なら、画面操作だけで追加注文が完結し、注文のハードルが大きく下がります。実際に、導入後に客単価が前年比1.5倍に増加した施設もあり、収益改善を目指す宿泊施設にとってメリットが大きいといえるでしょう。
宿泊施設やホテルのモバイルオーダーの事例
モバイルオーダーを導入する際は、類似した規模や業態の事例を確認しておくと、活用イメージをつかみやすくなります。また、その事例の成果を把握しておけば、自施設の運用計画にも役立てられます。
上記を踏まえ、ほか施設の事例から学びを得たうえで導入の検討を進めることが大切です。
ここでは、宿泊施設やホテルのモバイルオーダーの事例を以下3点解説します。
宿泊施設やホテルのモバイルオーダーの事例
東京ディズニーリゾート
株式会社リロバケーションズ
HISホテルホールディングス
①東京ディズニーリゾート
東京ディズニーリゾートのディズニーアンバサダーホテルでは、宿泊者向けにモバイルオーダーを活用したテイクアウトの注文サービスを提供しています。
宿泊者はホテルに入室した後に、客室テレビの二次元コードをスマートフォンで読み取って、好きなタイミングでメニューを注文できます。料金は部屋付けで設定されており、注文ごとの精算も不要です。
このような仕組みによって、宿泊者はレストランの混雑を気にせず食事を楽しめるようになりました。また、従業員側は、注文が発生する都度、電話で対応する必要がなくなり、業務負荷を大幅に抑えられています。
上記のようなモバイルオーダーの使い方は、客室での滞在体験を高めつつ、業務負荷を抑える手段として、とくに宿泊施設・ホテルで応用しやすいモデルといえるでしょう。
②株式会社リロバケーションズ
株式会社リロバケーションズは、全国に数多くの施設を運営するリロホテルズ&リゾーツにおいてモバイルオーダーシステムの導入をおこなっています。
宿泊者はスマートフォンで閲覧できるマイページ内での簡単な操作で、食事オーダーや貸切露天風呂の予約、送迎手配などをおこなうことが可能です。また、主要な4か国の言語に対応しているため、インバウンド客にもモバイルオーダーによる案内がおこなえます。
株式会社リロバケーションズは上記のような取組みによって、チェックインの簡素化に成功しており、宿泊者・従業員の両者の手間を大幅に抑えています。
このように、宿泊施設を複数展開している事業者であれば、モバイルオーダーによって、オペレーションの標準化とサービス品質の均一化を進められる可能性が高まるでしょう。
③HISホテルホールディングス
H.I.S.ホテルホールディングスが運営する「変なホテル 小松駅前」では、モバイルオーダーを活用した「お土産ルームオーダー」サービスを導入しました。
宿泊者は客室の二次元コードからスマートフォンで注文ページにアクセスし、石川県の銘菓やご当地グッズを注文できます。チェックアウト時にフロントで受け取り・精算する仕組みです。
この取組みにより、店舗に行く時間がない宿泊者でも、気軽にお土産を購入できるようになりました。また、地元特産品を施設経由で販売する形を取っているため、地域経済への貢献にもつながっています。
このような事例を踏まえ、収益源の確保と顧客利便性の向上に「物販×モバイルオーダー」といった選択肢も視野に入れられます。
宿泊施設・ホテルでモバイルオーダーを導入する際のポイント
便利な機能を搭載したシステムであっても、従業員が扱えなかったり、顧客層に合っていなかったりすると、モバイルオーダーの導入効果が薄れてしまいます。加えて、顧客の混乱やクレーム増加など、逆効果を招くケースも考えられるでしょう。
上記を踏まえ、宿泊施設・ホテルでモバイルオーダーを導入する場合には、導入前にシステムの特性と自施設の運用体制を照らし合わせて検討することが欠かせません。
ここでは、宿泊施設・ホテルでモバイルオーダーを導入する際のポイントについて、以下5点を解説します。
宿泊施設・ホテルでモバイルオーダーを導入する際のポイント
機能
利用料金
多言語対応の有無
使いやすさ
トライアルの有無
①機能
モバイルオーダーシステムには、テーブルオーダーやルームサービス注文、時間枠予約など、サービスごとに搭載機能が異なります。
そのため、自施設に必要な機能を事前に洗い出し、過不足のないシステムを選ぶことが大切です。不要な機能が多いと操作が複雑になるため、必要十分な機能を備えたサービスを見極めて検討してください。
②利用料金
利用料金は月額固定制や従量課金制など、サービスによって体系が異なります。初期費用が無料でもオプションごとに追加費用が発生するケースがあります。
このような点から、月額費用だけでなく、初期導入費やオプション料金も含めたトータルコストで比較しましょう。そのうえで、ランニングコストが収支に見合うかを事前に試算しておくことが大切です。
③多言語対応の有無
インバウンド需要が高まるなか、外国人宿泊者への対応力は施設の競争力に直結します。多言語対応が不十分な場合、注文の機会損失が生じかねません。
上記を踏まえ、自施設の顧客層に合った言語に対応しているかを確認しておきましょう。必ず、実際の操作画面を閲覧し、メニュー表示や注文画面の翻訳品質もあわせてチェックしてください。
④使いやすさ
モバイルオーダーは顧客が直接操作するサービスのため、操作のわかりやすさが利用率を左右します。
とくに、スマートフォン操作に不慣れな顧客が多い施設では、アプリ不要でQRコードからすぐ利用できるタイプが適しています。加えて、従業員側の管理画面での操作性も確認しておき、オペレーションに支障がないものを選ばなければなりません。
⑤トライアルの有無
サービスの資料やデモだけでは、自施設に合うか見極めにくいケースも少なくありません。また、導入効果は、実際に運用しなければ判断しにくい面があります。
このような点を踏まえ、無料トライアルがあるサービスの場合には、本格導入前に操作感や顧客の反応を確認するようにしてください。一部フロアで試験運用し、課題を洗い出してから全館導入に進めると、導入した後のギャップを抑えながら安定的な運用が実現できます。
宿泊施設・ホテルでおすすめのモバイルオーダーシステム3選
宿泊施設・ホテルに対応したモバイルオーダーシステムは、複数のサービスが提供されています。ただ、搭載機能や料金体系、サポート体制はサービスごとに異なるため、自施設の課題に合ったシステムを選ぶことが大切です。
上記を踏まえ、各サービスの特徴を比較検討し、最適なシステムを見極めましょう。
最後に、宿泊施設・ホテルでおすすめのモバイルオーダーシステムについて、以下3サービスを解説します。
宿泊施設・ホテルでおすすめのモバイルオーダーシステム
ビヨンド注文
aipass
モバイルオーダー(HOTEL SMART)
①ビヨンド注文

出典:ビヨンド注文
ビヨンド注文は、BPS株式会社が提供する業界最安級のモバイルオーダーシステムです。
このサービスは、月額3,300円(税込)で利用でき、初期費用は必要ありません。加えて、20店舗限定で3か月の無料トライアルも用意されているため、試験的な導入にも適しています。
また、顧客側の利用にあたり、アプリのダウンロード不要で、QRコードを読み取るだけで注文を開始できる簡単な仕組みとなっています。写真つきメニューやスタンプカード、クーポン機能など、集客に役立つ機能も備わっているため、自施設の特性に合わせたカスタマイズが可能です。
上記のような点を踏まえ、ビヨンド注文は、コストを抑えてモバイルオーダーを導入したい宿泊施設・ホテルに適しているサービスといえるでしょう。
サービス名 | ビヨンド注文 |
料金(税込) | 月額3,300円(初期費用無料) |
機能 | 顧客側
店舗側
|
運営会社 | BPS株式会社 |
②aipass

出典:aipass
aipassは、aipass株式会社が提供する宿泊施設向けのホテル管理システムです。モバイルオーダー機能を含むゲスト専用アプリを備えており、導入室数は28,000室以上の実績があります。
このサービスでは、宿泊者はQRコードからゲスト専用アプリにアクセスし、ルームオーダーや館内施設の時間予約、クーポン利用などをスマートフォンで完結できます。管理システムやチェックインシステムとのデータが連携しており、注文情報と予約情報を一元管理できる点が強みです。
上記を踏まえると、aipassはモバイルオーダーと宿泊管理のDX化を一括で進めたい施設に向いているサービスです。
サービス名 | aipass |
料金(税込) | 月額2.5万円〜 (客室やプラグイン数に応じて変動) |
機能 |
|
運営会社 | aipass株式会社 |
③モバイルオーダー(HOTEL SMART)

出典:HOTEL SMART
HOTEL SMARTは、60,000室以上の導入実績を有しているクラウド型ホテルシステムです。
このサービスでは、宿泊者はマイページからルームサービスやレストランでの注文をおこなえ、料金は自動で部屋付けされます。サウナや貸切風呂、エステ、送迎などの時間枠予約にも対応しており、滞在中のさまざまなニーズをカバーできます。
実際の導入実績も数が多く、複数の施設で並行してシステムを導入したい場合に適したサービスと評価できるでしょう。
サービス名 | HOTEL SMART |
料金(税込) | 問い合わせ |
機能 |
|
運営会社 | xxx株式会社 |
【まとめ】お客さまの満足度や業務効率化のために、導入を検討しよう!
本記事では、宿泊施設・ホテルのモバイルオーダーシステムについて、メリットや導入事例、おすすめのサービスもあわせて解説しました。
モバイルオーダーは宿泊施設・ホテル業界での導入も増えつつあり、電話対応やオーダーミスの削減、顧客満足度の向上、追加注文による売上増加など、多くのメリットをもたらします。
ただ、機能や料金体系、多言語対応の有無はサービスによって異なるため、自施設の課題に合ったシステムを選ぶことが欠かせません。
このようなことから、導入を検討する際は、まずはトライアルや資料請求から情報収集を進めてみてください。
なお、宿泊施設・ホテルにおすすめのモバイルオーダーシステムは、以下の3サービスです。
宿泊施設・ホテルでおすすめのモバイルオーダーシステム
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