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バーの集客力を上げる方法!店舗タイプ別の施策とリピーターを付ける方法

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「新規のお客様がなかなか入らない」「常連客に支えられているが、先行きが不安」。バーを経営されている方の多くが、こうした集客の悩みを抱えていることでしょう。

一般的な飲食店と比べて、バーは利用頻度や客単価、情報収集の方法が大きく異なります。そのため、居酒屋やカフェで効果のあった集客方法をそのまま当てはめても、思うような結果が出ないケースが少なくありません。

さらに、立地や店舗のコンセプトによって適した集客方法も変わってくるため、戦略の選択が非常に重要です。

本記事では、バー特有の集客課題を整理したうえで、オンライン・オフラインそれぞれの効果的な施策と、一見客をリピーターに変える仕組みづくりまでを詳しく解説します。

初めてモバイルオーダーを導入するならビヨンド注文
  1. なぜバーは集客の壁にぶつかりやすいのか
    1. 飲食店と「利用頻度・客単価・情報収集方法」の3点で異なる
    2. 「敷居の高さ」が新規客の心理的ハードルを上げる
    3. リピート前提のビジネスモデルのため初回来店のハードルが高い
  2. オンラインとオフラインどちらの集客方法がいいのか
    1. そもそもあなたの店はどちらに注力すべきか
    2. 繁華街・駅前立地ならオンライン重視戦略
    3. 住宅街・路地裏立地ならオフライン+口コミ戦略
  3. デジタルで新規客を獲得するオンライン施策5選
    1. Googleビジネスプロフィールの最適化
    2. Instagram運用でお店の魅力を発信
    3. LINE公式アカウントでリピーターを育成
    4. グルメサイト掲載でお店の認知度をアップ
    5. SNS広告で狙った客層にピンポイントでアプローチ
  4. 地域・口コミで常連を作るオフライン施策5選
    1. 既存客からの紹介・口コミ促進で安定した集客を築く
    2. 店頭看板・メニューボードの工夫で新規客を呼び込む
    3. 常連客向け特別イベント開催で顧客ロイヤルティを高める
    4. フリーペーパー・地域誌への掲載で地域の認知拡大
    5. 顧客満足度・客単価向上にモバイルオーダーを検討する
  5. 一見客をリピーターに変えるための3つの仕組み
    1. そもそもお店の価値・コンセプトを決めておく
    2. コンセプトを一貫して実現する
    3. リピーターを生むためのシステム設計をする
  6. バー集客でやってはいけない3つの落とし穴
    1. 施策を絞らず中途半端に手を出す
    2. 効果測定せずになんとなく続ける
    3. ターゲットが不明確なまま発信する
  7. 近隣からのバー集客なら業界最安値のDM診断
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なぜバーは集客の壁にぶつかりやすいのか

バー経営者の多くが「集客が難しい」と感じる背景には、バーならではの特性があります。ここでは、バーが集客の壁にぶつかりやすい3つの理由を整理していきましょう。

飲食店と「利用頻度・客単価・情報収集方法」の3点で異なる

バーは一般的な飲食店と比較して、顧客行動が大きく異なります。

まず利用頻度について。ランチやディナーを提供する飲食店は、日常的な食事需要に応えるため、週に数回利用されることも珍しくありません。

一方、バーの利用は「特別な時間を過ごしたい」「お酒をゆっくり楽しみたい」といった目的が中心となるため、月に1〜2回程度が一般的。利用頻度が低い分、新規顧客の獲得と既存顧客の維持が同時に求められます。

次に客単価の違い。バーの客単価は3,000〜5,000円程度が多く、カジュアルな居酒屋よりも高め。

そのため、顧客は「この金額に見合う価値があるか」をシビアに判断します。価格に見合った雰囲気やサービス、お酒の品揃えがなければ、リピートにはつながりません。

最後に情報収集方法の特徴です。バーを探す際、多くの人はグルメサイトのランキングよりも友人・知人からの紹介やSNS・Googleマップでの口コミや写真を重視する傾向があるでしょう。

これは「このバーはライトなバーか」「客層はどうか」「自分の好きな種類のお酒を置いているバーか」という失敗したくない心理が働くためだと考えられます。

例えばアイラ系のボトラーズを楽しみたいと考えているときは、カクテルを推しているカジュアルなバーよりは、オーセンティックで店主もアイラ系が好きそうなバーに入りたいもの。事前にリサーチをすることで、こうした失敗を避けたいという心理が機能しています。

その逆もまた然り。例えばタバコが苦手な方は、オーセンティックなバーよりは「ここは禁煙席がある」という特徴が事前に分かっているバーに入りたくなるはずです。

「敷居の高さ」が新規客の心理的ハードルを上げる

バーには独特の「敷居の高さ」が存在します。初めて訪れる人にとって、ドアを開ける瞬間は大きな勇気が必要です。

この敷居の高さは、いくつかの要因で生まれます。

まず店内が見えない外観。路面店であっても、窓がスモークガラスだったり、カーテンで仕切られていたりすると、中の様子が分かりません。

「どんな人が来ているのか」「一人で入っても大丈夫か」といった不安を抱えたまま、入店を諦めてしまう人も少なくないでしょう。

次に価格が不透明であること。メニューや料金体系が店外から確認できないと、「いくらかかるか分からない」という不安が生まれます。

特にチャージ料やサービス料の有無は、新規客にとって重要な判断材料。これらが明示されていないと、入店をためらう大きな理由になってしまいます。

さらに暗黙のルールやマナーへは不安も存在。「バーには独特の作法があるのでは」「常連客ばかりで入りづらいのでは」といった漠然とした不安も、新規客の心理的ハードルを上げる要因です。

リピート前提のビジネスモデルのため初回来店のハードルが高い

バー経営は本質的に、リピーター(常連客)に支えられるビジネスモデル。しかし、このモデルが逆説的に新規客獲得を難しくしています。

多くのバーは「常連客が通いやすい空間作り」を優先します。落ち着いた雰囲気、馴染みの客同士の会話、マスターとの信頼関係。これらはリピーターにとって心地よい要素ですが、しかし同時に、新規客にとっては入りづらさにつながることもあります。

常連客に支えられているからこそ、新規客獲得への投資や施策が後回しになり、結果として新規客が増えない悪循環に陥りやすいのです。

また、口コミを期待する場合も注意が必要。常連客は「誰にも教えたくない自分の隠れ家」としてお店を大切にしたいと考えることもあり、積極的に紹介してくれるとは限りません。

新規客を獲得しつつ、既存客との関係も維持するバランスが求められます。

オンラインとオフラインどちらの集客方法がいいのか

バーの集客施策を考える際、「GoogleマイビジネスやSNSなどのオンライン施策」と「チラシ配布や看板設置といったオフライン施策」のどちらに力を入れるべきか迷う方も多いでしょう。結論から言えば、お店の立地によって優先すべき戦略が大きく変わります

ここでは、立地特性に応じた集客戦略の選び方を解説していきます。

そもそもあなたの店はどちらに注力すべきか

集客戦略を決める前に、まず自店舗の立地特性を正しく理解することが重要です。

立地を考える際のポイントは「商圏内の潜在顧客数」と「地理的な来店障壁の高さ」の2つ。簡単に言えば、人通りが多く来店しやすい場所にあるのか、それとも住宅街や路地裏など見つけにくい場所にあるのかということです。

この違いによって、集客施策の効果が大きく変わります。例えば、同じ予算でInstagram広告を出した場合でも、繁華街の店舗と住宅街の店舗では来店数に大きな差が出るでしょう。

なぜなら、広告で認知を得ても「地理的に来店できる人の数」が異なるためです。

自店舗がどのタイプに当てはまるか見極めたうえで、次に説明する戦略のいずれかを選択しましょう。

繁華街・駅前立地ならオンライン重視戦略

繁華街や駅前など、人通りの多いエリアに店舗がある場合は、オンライン施策を中心とした戦略が効果的です。

このような立地では、商圏内に多くの潜在顧客が存在します。つまり「地理的に来店可能な人」の母数が大きいため、オンライン施策で認知を広げれば、それだけ来店につながる確率が高まります。

GoogleマイビジネスやSNS、グルメサイトを通じて「この近くにこんなバーがある」と知ってもらえれば、仕事帰りや食事の後に立ち寄ってもらえる可能性が高いでしょう。

また、繁華街には「今日はどこかで飲もうか」と考えながら歩いている人も多く、スマートフォンで「近くのバー」を検索する行動も活発。Googleマップで上位表示されるだけで、新規客の流入が期待できます。

さらに、繁華街は他のバーとの競合も激しいエリア。オンラインでの情報発信を怠ると、検索結果や地図アプリで表示されず、存在すら知られないまま埋もれてしまうリスクがあります。積極的なオンライン施策で、競合との差別化を図ることが重要です。

ただし、オンライン施策だけに頼るのではなく、店頭看板やメニューボードで「入りやすさ」を演出することも忘れずに。認知を得た人が実際に入店する最後の一押しは、やはり店頭の印象で決まります。

住宅街・路地裏立地ならオフライン+口コミ戦略

一方、住宅街や路地裏など、人通りが少ない・繁華街から離れた場所にある場合は、オフライン施策と口コミ促進を組み合わせた戦略が効果的です。

このような立地では、いくらオンライン広告で認知を広げても「遠くてなかなか行けない」という地理的な障壁が高く、費用対効果が悪くなりがち。

それよりも、既に地理的な障壁をクリアしている「近隣住民」や「その地域をよく訪れる人」をターゲットにする方が現実的でしょう。

具体的には、ポスティングや地域のフリーペーパーへの掲載、店頭看板の工夫といったオフライン施策で、まず近隣での認知を高めていきます。重要なのは単に配るだけでなく、お店の魅力や価値が明確に伝わる内容にすること

そして何より重要なのが、既存客からの口コミ促進です。住宅街や路地裏のバーは「知る人ぞ知る隠れ家」として、口コミで評判が広がることで繁盛します。

常連客に「友人を連れてきたくなる理由」を提供し、紹介を促す仕組みを作りましょう。

もちろん、強烈なコンセプトや独自性があれば、遠方からわざわざ足を運んでもらえる可能性もあります。

その場合はオンライン施策も併用すべきですが、基本的には近隣からの地道な集客が優先されます。

デジタルで新規客を獲得するオンライン施策5選

オンライン施策は、繁華街や駅前立地のバーにとって特に重要です。ここでは、新規客の獲得に効果的なデジタル施策を5つご紹介します。

  • Googleビジネスプロフィールの最適化
  • Instagram運用でお店の魅力を発信
  • LINE公式アカウントでリピーターを育成
  • グルメサイト掲載でお店の認知度をアップ
  • SNS広告で狙った客層にピンポイントでアプローチ

Googleビジネスプロフィールの最適化

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、バーの集客において最優先で取り組むべき施策です。

スマートフォンで「渋谷 バー」「新宿 ウイスキーバー」といったキーワードで検索すると、Googleマップと連動した検索結果が表示されます。

この検索結果で上位に表示されることを「MEO対策(Map Engine Optimization:マップエンジン最適化)」と呼びますが、これができていないとせっかくの来店機会を逃してしまいます。

なぜ最優先かと言えば、Googleマップで検索する人は「今、近くでお店を探している」という顕在層だから。つまり、地理的に来店可能で、かつ今すぐ行きたいと考えている人にアプローチできるため、他の施策と比べて来店につながりやすいのです。

Googleビジネスプロフィールを最適化するにあたって、まず店名、住所、電話番号、営業時間は必ず正確に登録しましょう。特に営業時間は最新の状態に保つことが重要。臨時休業や営業時間変更がある場合は、すぐに更新してください。

次に店内の雰囲気、カウンター席、お酒のボトル、看板メニューなど、バラエティ豊かな写真を10枚以上は用意したいところ。特に初めての方が気になる「店内の明るさ」や「席の配置」が分かる写真は必須です。

なお良い口コミにも悪い口コミにも、できれば返信することをおすすめします。特に悪い口コミには誠実に対応することで、他の閲覧者に「きちんとしたお店だ」という印象を与えられるでしょう。

Instagram運用でお店の魅力を発信

Instagramは、バーの雰囲気やお酒の魅力を視覚的に伝えるのに最適なツール。特に20代〜30代の若い世代にリーチしたい場合は必須の施策です。

バーのInstagram運用で意識すべきは、「このお店に行ってみたい」と思わせる世界観の構築。単にお酒の写真を投稿するだけでなく、お店のコンセプトやこだわりが伝わるような統一感のある投稿を心がけましょう。

投稿内容としては、今日のおすすめカクテルや限定メニューの紹介、バーテンダーのカクテル作りの動画、店内の雰囲気を伝える写真、お酒の豆知識やウンチクを交えた投稿、常連客との交流の様子などがおすすめです。

投稿頻度は週2〜3回程度が理想的。毎日投稿する必要はありませんが、更新が止まってしまうと営業しているのか不安に思われることも。ストーリーズ機能を使えば、気軽に日常の様子を発信できます。

また、ハッシュタグの活用も重要。「#渋谷バー」「#ウイスキー好き」「#隠れ家バー」といった地域名や特徴を含むハッシュタグをつけることで、お店を探している人に見つけてもらいやすくなります。

ただし注意したいのは、フォロワー数を増やすこと自体が目的ではないという点。フォロワーが1,000人でも、その中の10人が月1回来店してくれれば十分な効果があります。

量より質を意識した運用を心がけましょう。

LINE公式アカウントでリピーターを育成

LINE公式アカウントは、新規客というよりも一度来店した人をリピーターに変えるための施策。日本国内で最も利用されているメッセージアプリであるLINEを活用することで、顧客との継続的な接点を持てます。

来店時に「LINE登録でドリンク1杯サービス」といった特典を用意し、まずは友だち追加を促しましょう。一度つながれば、新メニューの案内やイベント情報を直接届けられます。

効果的な活用方法としては、月1〜2回の新メニューやイベント告知、誕生日月のクーポン配信、季節限定カクテルの先行予約受付、雨の日限定の特別割引、定期的な来店を促すポイントカード機能などがあります。

頻繁に配信しすぎるとブロックされるリスクがあるため、月2〜4回程度に抑えるのがベスト。また、一斉配信だけでなく、誕生日や来店頻度に応じたセグメント配信を活用すれば、よりパーソナライズされたコミュニケーションが可能です。

特にバーは「ふと思い出したときに行きたくなる」業態。定期的にお店の存在を思い出してもらうツールとして、LINE公式アカウントは非常に有効でしょう。

グルメサイト掲載でお店の認知度をアップ

食べログぐるなびホットペッパーグルメといったグルメサイトへの掲載も、認知度向上に効果があります。

グルメサイトの強みは、「今日どこかでお酒を飲みたい」と考えている人が積極的に検索する場所である点。

自店舗のホームページやSNSは「お店を知っている人」しか訪れませんが、グルメサイトは「これからお店を探す人」にリーチできます。

無料プランでも基本情報は掲載できますが、有料プランに登録すれば写真の枚数を増やしたり、検索結果で上位表示されやすくなったりします。

ただし、有料プランは月額数万円かかることもあるため、費用対効果をしっかり見極めることが大切です。

掲載時のポイントとしては、メニューと価格を明確に記載する、お店の特徴やコンセプトを分かりやすく説明する、一人客歓迎、デート向け、女性客多数など、利用シーンを具体的に記載し雰囲気が伝わるようにすることなどが挙げられます。

また、グルメサイトには口コミ機能があるため、良い評価を集めることで新規客の信頼を得られます。来店時に「よろしければ口コミをお願いします」と一言添えるだけでも、投稿してくれる確率が上がるはずです。

SNS広告で狙った客層にピンポイントでアプローチ

Instagram広告やFacebook広告を活用すれば、年齢・性別・地域・興味関心などで絞り込んだ層にピンポイントで広告を届けることができます。

例えば「30代〜40代」「渋谷駅から半径2km以内に居住または勤務」「ワインやウイスキーに興味がある」といった条件で広告配信すれば、自店舗に来てくれそうな人だけに効率的にアプローチできるのです。

SNS広告の最大のメリットは、少額から始められること。月1万円程度の予算でも十分にテスト運用できます。

チラシやフリーペーパーと違い、効果測定もリアルタイムでできるため、反応が悪ければすぐに内容を変更できます。

広告運用のコツとしては、まずは少額でテスト配信する、「初回来店20%オフ」などの明確な特典をつける、ターゲット設定は狭めすぎず、広すぎない範囲で調整する、来店につながったか効果測定を必ず行うといった点が挙げられます。

ただし、SNS広告は広告を見てすぐ来店するというよりも、お店の存在を知ってもらい、いつか行ってみようと思ってもらうきっかけ作りの側面が強い点は理解しておきましょう。即効性を求めるなら、クーポンなどのインセンティブをつけることをおすすめします。

地域・口コミで常連を作るオフライン施策5選

住宅街や路地裏立地のバーでは、オフライン施策が重要な役割を果たします。また、繁華街のバーであっても、オンライン施策だけでは補えない部分をオフラインで補完することで、より強固な集客基盤を築けるでしょう。

  • 既存客からの紹介・口コミ促進で安定した集客を築く
  • 店頭看板・メニューボードの工夫で新規客を呼び込む
  • 常連客向け特別イベント開催で顧客ロイヤルティを高める
  • フリーペーパー・地域誌への掲載で地域の認知拡大
  • 顧客満足度・客単価向上にモバイルオーダーを検討する

既存客からの紹介・口コミ促進で安定した集客を築く

バーにとって最も費用対効果が高い集客方法は、既存客からの紹介です。友人や同僚から「いいバーがあるよ」と紹介されたお店には、心理的ハードルが大きく下がり、初めてでも安心して訪れることができます。

しかし、ただ待っているだけでは紹介は生まれません。お客様が「誰かを連れてきたくなる仕組み」を意図的に作る必要があります。

まず効果的なのが「紹介特典制度」。例えば「お友達を連れてきていただいたら、次回ご本人様と紹介されたお友達の両方にドリンク1杯サービス」といった特典を用意すれば、紹介するメリットが明確になります。

また、お客様が「自慢したくなる要素」を作ることも重要。希少なウイスキーのラインナップ、バーテンダーの高い技術、他では味わえないオリジナルカクテルなど、「このお店でしか体験できないこと」があれば、自然と話題にしてもらえます。

お客様が友人に自慢したくなるような、特別な体験や知識を提供することが、口コミ促進の本質なのです。

ただし注意したいのは、常連客の中には「誰にも教えたくない自分の隠れ家」として大切にしたい方もいること。そうしたお客様の気持ちを尊重しつつ、紹介に前向きな方には積極的に協力してもらえる関係性を築きましょう。

店頭看板・メニューボードの工夫で新規客を呼び込む

店頭の看板やメニューボードは、お店の前を通る人に「入ってみようかな」と思わせる最後の決め手となります。

バーの外観は、雰囲気を重視するあまり入りにくくなっているケースが少なくありません。特に初めての方は「どんなお店か分からない」「価格が不透明」という不安から、入店をためらってしまいます。

まずは価格情報です。「ビール 600円〜」「カクテル 800円〜」「チャージ料 500円」といった具体的な金額を明示することで、来店のハードルが大きく下がります。ただ価格を大きく明示することでバーとしての雰囲気が損なわれる恐れもあるので慎重にバランスを取りましょう。

次におすすめメニューの掲載。「当店人気No.1 ○○カクテル」「厳選ウイスキー50種類以上」といった情報があれば、お店の特徴が一目で分かります。

また、店内の雰囲気が分かる写真も効果的。特に女性客や一人客は「どんな雰囲気なのか」を事前に知りたいもの。カウンター席やテーブル席の写真を掲示すれば、安心感につながります。

さらに「一人客歓迎」「女性客多数」「初めての方も気軽にどうぞ」といったメッセージを添えることで、入店の心理的ハードルを下げられるでしょう。

看板は一度設置したら終わりではなく、季節やイベントに合わせて内容を更新しましょう。「夏季限定カクテルフェア」「ウイスキー月間」といった期間限定の情報は、常連客の再来店のきっかけにもなります。

常連客向け特別イベント開催で顧客ロイヤルティを高める

常連客との関係を深め、長く通ってもらうためには、特別なイベントの開催が効果的です。

イベントと聞くと「大がかりな準備が必要では」と思うかもしれませんが、バー規模であれば小規模なイベントで十分。むしろ、常連客だけが参加できる特別感のある企画の方が喜ばれます。

例えば「ウイスキーテイスティング会」のようなイベントは、比較的実施しやすいイベントです。定員を5〜10名程度に絞ることで、参加者同士の交流も生まれます。

また「常連客限定の貸切営業日」を設けるのも一つの方法。誕生月の常連客を招待し、特別料金で楽しんでもらう。これにより「大切にされている」という実感が生まれ、ロイヤルティが高まるはずです。

イベントのポイントは、常連客同士の横のつながりを作ること。お客様同士が顔見知りになれば、「あの人に会いたいから」という理由でも来店してくれるようになります。

イベント開催の告知は、LINE公式アカウントやInstagramのストーリーズを活用すれば、費用をかけずに効率的に行えます。

フリーペーパー・地域誌への掲載で地域の認知拡大

地域のフリーペーパーや地域誌への掲載は、近隣住民への認知拡大に有効な手段です。

重要なのは、掲載内容に「行く理由」を盛り込むこと。単に店名と住所、写真だけでは、読者の心は動きません。「ウイスキー初心者でも楽しめる丁寧な説明」「カクテル50種類以上の豊富なラインナップ」「一人客歓迎のカウンター席」など、具体的な魅力を伝えましょう。

次にクーポンや特典をつけることで、来店のきっかけを作ります。

「このクーポンご持参でドリンク1杯サービス」といった特典があれば、「試しに行ってみようかな」という気持ちになりやすいもの。さらに、クーポンの使用状況を確認すれば、どの媒体が効果的だったか測定できます。

また、継続的に掲載することも大切。1回だけの掲載では認知は広がりません。

月1回、あるいは季節ごとに定期的に掲載することで、「そういえばあのバー、気になっていたな」と思い出してもらえる機会が増えます。

フリーペーパーは配布エリアが限定されているため、住宅街や路地裏立地のバーにとって相性が良い媒体です。

オンライン施策では届きにくいインターネットをあまり使わない世代や地域情報をアナログで収集する人にもリーチできる点が強みです。

ただし、掲載費用は月数千円から数万円かかることもあるため、予算と相談しながら、効果の高い媒体を選びましょう。

顧客満足度・客単価向上にモバイルオーダーを検討する

近年、飲食店で導入が進んでいるモバイルオーダーシステム。バーでも活用することで、顧客満足度の向上と客単価アップを同時に実現できる可能性があります。

モバイルオーダーとは、お客様が自分のスマートフォンからメニューを確認し、注文できる仕組みのこと。テーブルに設置されたQRコードを読み取るだけで利用できるため、特別なアプリのインストールも不要です。

バーでモバイルオーダーを導入するメリットは複数あります。まずスタッフの負担軽減。混雑時でも注文を取りこぼすことなく、正確に受け付けられます。バーテンダーは注文を聞き逃す心配がなくなり、カクテル作りに集中できるように。

次に客単価の向上も期待できます。紙のメニューでは見落としがちな季節限定カクテルや希少なウイスキーも、スマホの画面でじっくり見ることで「これも頼んでみようかな」という追加注文につながりやすくなります。

また、注文のハードルが下がる点も重要。バーテンダーが忙しそうにしていると、遠慮して追加注文をためらうお客様も少なくありません。モバイルオーダーなら、気兼ねなく好きなタイミングで注文できます。

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一見客をリピーターに変えるための3つの仕組み

新規客の獲得も重要ですが、バー経営において本当に大切なのは一度来店したお客様をリピーターに変えること。一見客がリピーターになるかどうかは、偶然ではなく、意図的に設計した仕組みによって決まります。

ここでは、リピーターを生み出すために必要な3つの要素を解説します。

そもそもお店の価値・コンセプトを決めておく

リピーターを作る前提として、まずお店のコンセプトを明確に定義することが不可欠です。

コンセプトとは、簡単に言えば「このお店は何を提供する場所なのか」という核となる価値のこと。これが曖昧だと、お客様の記憶に残らず、「また行きたい」と思ってもらえません。

コンセプトがないと「ただそこに在るだけのお店」になってしまい、お客様の頭の中に「あのバーはこういうお店」という明確なイメージが形成されません。

例えば「アイラ系ウイスキー専門バー」というコンセプトがあれば、お客様は「アイラ系を楽しみたい」「友人にアイラ系のウイスキーを教えたい」という明確なニーズが生まれたときに、真っ先にあなたのお店を思い浮かべるでしょう。

他にも「女性一人でも気軽に入れるカジュアルバー」「ジャズが流れる大人の隠れ家」「バーテンダーとの会話を楽しむカウンターバー」など、コンセプトは様々。重要なのは、他のバーと明確に差別化できる独自性があるかという点です。

コンセプトを決める際は、以下の4つの観点から考えてみましょう。

  1. どんなお客様に来てほしいのか?
  2. お客様にどんな体験を提供したいのか?
  3. 他店との違いは何か?(お酒の品揃え、雰囲気、接客スタイル)
  4. いくら使って帰ってほしいのか?

これらの問いに明確に答えられるようになれば、お店の方向性が定まります。すると、来店したお客様も「このお店は○○なバーだ」と理解でき、次回来店する理由が生まれるのです。

コンセプトを一貫して実現する

コンセプトを決めたら、次はそれをお店のあらゆる要素で一貫して表現することが重要です。

せっかく魅力的なコンセプトを掲げても、実際の店舗体験がそれとズレていれば、お客様は期待外れと感じてしまいます。逆に、コンセプトが細部まで徹底されていれば、強い印象を残せるでしょう。

まずお酒の品揃え。「アイラ系ウイスキー専門」と謳うなら、ラフロイグやアードベッグ、ラガヴーリンやオクトモアといった代表的な銘柄はもちろんそのボトラーズまで幅広く揃える必要があります。逆に、コンセプトに合わない銘柄は思い切って絞り込む勇気も必要です。

次に店内の演出。BGMの選曲、照明の明るさ、インテリアの雰囲気など、すべてがコンセプトに沿っているか確認しましょう。

「ジャズが流れる大人の隠れ家」なら、落ち着いたジャズを流し、間接照明で落ち着いた空間を作る。一方「カジュアルに楽しめるバー」なら、ポップな音楽と明るめの照明が適しています。

そして接客スタイルも重要。「バーテンダーとの会話を楽しむ」コンセプトなら、積極的に話しかける接客が求められます。一方「静かに一人で過ごせる空間」がコンセプトなら、必要以上に話しかけず、適度な距離感を保つことが大切。

一貫性のあるお店作りができれば、お客様は「期待通りの体験ができた」と満足し、リピートにつながります。

リピーターを生むためのシステム設計をする

コンセプトが固まり、お店の体験が一貫していても、お客様に再来店してもらうきっかけがなければ、リピーターは生まれません。そこで重要になるのが、再来店を促す仕組み作りです。

最も効果的なのは、継続的な接点を持つツールの活用。LINE公式アカウントやInstagramでつながっておけば、新メニューやイベントの告知を直接届けられます。

特にLINEは開封率が高く、「そういえばあのバー、最近行ってないな」と思い出してもらうきっかけになるでしょう。

次にポイントカードや会員制度の導入。「5回来店で1杯サービス」といった特典があれば、「あと2回行けば無料だから、また行こう」というモチベーションが生まれます。

紙のスタンプカードでも良いですし、LINE公式アカウントのデジタルポイントカード機能を使えば、カードを忘れる心配もありません。

また、来店時の体験を記録することも重要。例えば「○○さんは前回レアブリードを飲まれていましたね」「この前お話しされていた△△、その後どうなりましたか?」といった声かけができれば、お客様は「自分のことを覚えてくれている」という特別感を感じます。

これらの仕組みは、一度構築すれば継続的にリピーターを生み出す資産に。新規客獲得にばかり目を向けるのではなく、一度来てくれた方を大切にする仕組み作りに、ぜひ投資してください。

バー集客でやってはいけない3つの落とし穴

効果的な集客施策を知るだけでなく、やってはいけないことを理解しておくことも重要です。ここでは、バー集客でよくある失敗パターンを3つご紹介します。

施策を絞らず中途半端に手を出す

「あれもこれも試してみよう」と、複数の施策に同時に手を出すのは危険です。

限られた予算と時間の中で、SNS運用、グルメサイト掲載、チラシ配布、イベント開催など、すべてを同時に進めようとすると、どれも中途半端な結果になりがち。

Instagramは月1回しか投稿せず、グルメサイトは情報が古いまま、チラシは配ったきりで効果測定もしないといった状態では、どの施策も効果を発揮しません。

特に個人経営や小規模なバーの場合、リソースは限られています。まずは自店舗の立地やターゲット層に最も適した施策を1〜2つに絞り、徹底的に取り組むことが重要。

例えば繁華街ならGoogleビジネスプロフィールとInstagram運用、住宅街ならDMとLINE公式アカウントといった具合です。

一つの施策で効果が出始めてから、次の施策に広げていくという段階的なアプローチが成功の秘訣です。

効果測定せずになんとなく続ける

広告を掲載しているけど、どれくらい効果があるか分からず曖昧な状態で続けてしまう状況は非常に多く見られます。そもそも効果を測定していなければ、何が悪いのか、どう改善すべきかも分かりません。

効果測定の方法は施策によって異なります。例えば、チラシやフリーペーパーなら「このチラシを持参で1杯サービス」といったクーポンをつけることで、何人が来店したか正確に把握できます。

SNS広告なら、クリック数や広告経由での予約数を確認。Googleビジネスプロフィールなら、閲覧数や電話発信数、ルート検索数などのデータを定期的にチェックしましょう。

重要なのは投資した金額に対して、どれだけの来店や売上につながったかを常に意識すること。効果の薄い施策は早めに見切りをつけ、効果の高い施策に予算を集中させる勇気も必要です。

ターゲットが不明確なまま発信する

「幅広い層に来てほしい」という思いから、ターゲットを絞らずに情報発信しているケースも少なくありません。

しかし、万人受けを狙った発信は、結果的に誰の心にも刺さらない発信になってしまいます。「20代女性向けのカジュアルなバー」と「40代男性向けの落ち着いたウイスキーバー」では、訴求すべき内容もデザインも全く異なるはずです。

ターゲットが不明確だと、Instagramの投稿内容もブレますし、グルメサイトでの説明文も「何が売りなのか分からない」曖昧なものになります。結果として、どの層にも刺さらず、集客につながりません。

まずは「誰に」「何を」提供するお店なのかを明確にしましょう。その上で、ターゲット層が普段使っている媒体で、彼らの心に刺さるメッセージを発信することが重要です。

ターゲットを絞ることで、逆に強いファンを獲得でき、口コミも広がりやすくなります。

近隣からのバー集客なら業界最安値のDM診断

ここまで、オンライン・オフライン双方の集客施策をご紹介してきました。特に住宅街や路地裏立地のバーにとって、近隣住民への認知拡大は最優先課題。その手段として、ダイレクトメール(DM)は非常に効果的な選択肢となります。

DMの強みは、確実にターゲット層の手元に届くこと。フリーペーパーは読まれずに捨てられる可能性がありますが、DMは郵便受けに直接届くため、一度は目を通してもらえる確率が高まります。

また、チラシのポスティングと違い、配布エリアや配布先を細かく指定できる点も魅力でしょう。

「DM診断」は、1通71.80円・送料込みという業界最安値でDM発送できるサービスです。さらに「日本一安さ保証」を掲げており、他社より1円でも高ければ相談できる安心の価格設定。小規模なバーでも無理なく始められる価格帯となっています。

また、デザイン制作から印刷、宛名ラベル作成、発送までワンストップで対応。「DMを作ったことがない」「デザインスキルがない」という方でも安心してご利用いただけます。

入稿データや宛名データはほぼすべてのフォーマットに対応しており、柔軟な対応が可能です。

さらに、最短当日発送・全国対応のため、「来週末にイベントを開催するから、急いで告知したい」といった突発的なニーズにも対応できます。

近隣エリアへの集客強化をお考えの方は、ぜひ「DM診断」を検討してみましょう。

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